「副部長さま副部長さまお願いがあるんです」
わりと常日頃から小芝居を披露しているコンビの片割れがそう言うので、
「んん、何かな。なんでも言ってみなさい」
もう片方も軽く返した放課後も放課後、部活のおわり。
部室の人口密度もそこそこ安定、呼吸がしやすい。
「俺はほんとに嫌なんです本気で嫌なんです」
「え、どしたの本やん慎吾にいじめられた?セクハラされた?」
慎吾ぐらいじゃめげないよとつぶやく本山に俺の本気はすげえぞこらと半ば本気な島崎の声。それをさらりと聞き流し、
「………部室が汚いんです」
神妙な顔で訴える。
「………は?」
「そろそろあいつが出てくるレベルの汚さなんです。ていうかすでに気配を感じるんです」
「あー…それはゴで始まったりする」
こっくり頷きがっくりうなだれ肩振るわせる勢いで、なんで誰も気にしないのと。
「………本やん」
「なんでしょうか」
「………すき」
「はあ?」
首を傾げる友をよそに、ぱん、と手を打ち副部長の大号令。
「よしみんな本やんのためにロッカー片付けて!特にそこのイケメンふたり!本やんが好きなら食いかけのものは全部処分!慎吾はホイホイ的なもの設置!」
「…なんで俺がホイホイ持ってると思われてるのか聞きたいんだけどキャプテン」
「あ、俺もそろそろかと思ってマネジに買っといてもらったぞ」
「…ドーモ」
わりと常日頃から小芝居を披露しているコンビの片割れがそう言うので、
「んん、何かな。なんでも言ってみなさい」
もう片方も軽く返した放課後も放課後、部活のおわり。
部室の人口密度もそこそこ安定、呼吸がしやすい。
「俺はほんとに嫌なんです本気で嫌なんです」
「え、どしたの本やん慎吾にいじめられた?セクハラされた?」
慎吾ぐらいじゃめげないよとつぶやく本山に俺の本気はすげえぞこらと半ば本気な島崎の声。それをさらりと聞き流し、
「………部室が汚いんです」
神妙な顔で訴える。
「………は?」
「そろそろあいつが出てくるレベルの汚さなんです。ていうかすでに気配を感じるんです」
「あー…それはゴで始まったりする」
こっくり頷きがっくりうなだれ肩振るわせる勢いで、なんで誰も気にしないのと。
「………本やん」
「なんでしょうか」
「………すき」
「はあ?」
首を傾げる友をよそに、ぱん、と手を打ち副部長の大号令。
「よしみんな本やんのためにロッカー片付けて!特にそこのイケメンふたり!本やんが好きなら食いかけのものは全部処分!慎吾はホイホイ的なもの設置!」
「…なんで俺がホイホイ持ってると思われてるのか聞きたいんだけどキャプテン」
「あ、俺もそろそろかと思ってマネジに買っといてもらったぞ」
「…ドーモ」
ゴキが嫌いなんではなく嫌な裕史。一番最初に部室の限界を感じ取る。
他のひとらもそろそろやべえかなとは思い始めてるがいつも裕史が一歩早い。
汚れツートップは準太と利央。
慎吾さんは気持悪く整理整頓裕史はいらないものはない程度に片付いてる。
以下同列ぐらいでタケはなぜか準太のもが入ってるちょうメイワク。
他のひとらもそろそろやべえかなとは思い始めてるがいつも裕史が一歩早い。
汚れツートップは準太と利央。
慎吾さんは気持悪く整理整頓裕史はいらないものはない程度に片付いてる。
以下同列ぐらいでタケはなぜか準太のもが入ってるちょうメイワク。
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